断熱リフォームの方法

窓・床・壁・屋根など、家の様々な場所で断熱のリフォームが行えます。それぞれどのようなリフォームが行われるのか見ていきたいと思います。

 


窓断熱リフォーム

窓から入る熱は、全体の7割を超えるといわれます。
窓断熱のリフォームすることは、数あるリフォームの中でも重要といえるでしょう。
主な工法としては通常の窓ガラスをペアガラス(複層ガラス)に変更する方法と、現在のサッシの室内側にもう1つの内窓を設けて、二重サッシにする方法が一般に良く採用されます。
施工時間も短く、短いものは一窓辺り30分~60分で完了します。


床断熱リフォーム

冬場床が冷たかったりして就寝中に顔や肩がひんやりする場合、冬のトイレやお風呂で寒い経験をした人も多いのではないかと思います。その原因は床にあります。床断熱、つまり床に断熱材を組み込むことにより、この床から来る底冷えの寒さを断つことができます。床断熱のリフォームは、床上から行う方法と床下から行う方法があります。


壁断熱リフォーム

夏は壁から太陽熱を取り込み、冬は壁から暖房の熱が逃げていきます。昔の家によくある土を塗った壁は、現代一般的に使われている断熱材と比べて20倍近くも熱を通しやすいのです。また、この土壁は冬に乾燥すると隙間ができ、隙間風が入ってきてさらに寒さを感じてしまいます。
そこでお勧めなのが壁断熱のリフォームです。断熱材の施工をすると、特に冬季になっても暖房の効きがよくなり、更に表面結露の防止にも効果があります。


屋根断熱リフォーム

夏は屋根瓦や、外装材を貼った外壁でさえ日射で温度が 60~70℃ にもなってしまいます。そこで、屋根裏などに断熱材を敷き詰めるリフォームを施し、屋根瓦からの熱気をシャットダウンして、室内に熱をこもらせないようにすることを「屋根断熱」と言います。天井面積分だけを断熱すればよいので、面積も小さく平面で施工がしやすく、工事費も経済的です。